活字から離れよ!2008年10月05日 20時54分45秒

かわいそうに。
実に不憫に思う。

以前より、活字離れが問題視されている。
読解力不足なんだとか。
それは確かに問題。
国語なのに理解できないとは
不便であり、不幸である。

しかし、さらに不幸なのは
こういった話題に
ものすごい勢いで食いついてくる
自称「活字中毒」「読書中毒」の方々なのだ。

活字離れを本気で憂慮されている。
ほぉ。
私は彼らのことをこそ憂慮してしまう。
いや、危険を感じる。
まだ大丈夫ですか?

お気づきかな。
「中毒」は
その毒性により、機能障害を起こす。
いつしか読まなくなる。
読めなくなるのかもしれない。

私の母がそうだった。
一日に数冊を読むほどの
活字(読書)中毒だったが
ある時、ぱったりと読まなくなった。
視力の衰えなど事情はあるようだが
心配になるほど、全く読まなくなった。

また、中学高校くらいになると
必ずクラスに一人は
ものすごい量の読書をする人が存在する。
文学全集などを立て続けに読破し
終いには学校の図書館に
読む本がなくなってしまうくらいの。
だが、30代にもなると
周りにはあまり存在しなくなってくる。

彼らは読むという行為に溺れていた。
ストーリーは楽しんでいたのだろうが
書物そのもの、作品そのものを
愛していたようには思えなかった。
そう、「中毒」だった。

そしてまた、中毒は
その状況に慣れて
感覚を麻痺させてしまう。
つまり、あれほど熱中していたことが
愉しくなくなる時がくるのだ。

こんな哀しいことはない。
こんな恐ろしいことはない。
あれほど、あれほど本を...。

ここに警鐘を鳴らしておく。
読書好きの人、活字から離れよ!

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