またイチャモンつけようっと2008年11月11日 18時22分01秒

いつだったか。
読書週間中の世論調査の結果を
新聞で読んだ時感じたこと。
昨年に比べて読書をする人、
(一ヶ月に一冊以上本を読む人)
が五割以上増えているそうだ。
雑誌を読む人は減ったとか。

増えたから何だ!
と言いたいのを堪えて詳細を読んだ。

読書をするようになった理由というのが、
「知識や教養を深めたい」
「その成果を仕事や日々の生活に生かしたい」
「面白いから」

...寒い世の中になったものだ。

知識や教養なんてものが目的の方。
その時点でもはや無縁のことかと思われる。
それは本=知だった頃の古めかしい
学問像から抜け出せないだけだろう。

読書の成果なんてものを期待している方。
それは幻想みたいなものなので存在しない。
何だろう?成果とは。
辿り着くところがあるのだろうか、読書には。
本を読むということにはその後に続く
何かがなければならないのか。
そういうモノ自体が存在するのか。

面白いから...の方。
一番正しいのかも知れない。
つまらない本を我慢して読むほど
人生は長くないと思うし。
面白いから読むことができる。
だけど、読後の第一声が「面白かった」は
どうでしょう?
何が面白く読めたんだか...
言えないのかよ。

あぁ、やっぱりイチャモンつけて
終わってしまうなぁ。

でも、本当に不思議に思っているのだけれど。
何故本を読むってことが特別なことに
なってしまっているのだろう。
やたらに読書量を誇ってみたり、
人に読め読めと勧めてみたり。
ヘンな文化だなぁ。

これはきっと、
本を読まないのがいけないんじゃない。
本を読んでいる人がいけないのかもしれない。

同じような理由で、
日本語は乱れていないと思う。
乱れた心で日本語を話す人がいるだけなんだと。

ま、その理由はわからないけれど(笑